2020-04-02 11:46

NMNは脳内出血マウスモデルの脳組織を保護する

過去20年間、医療技術の向上にもかかわらず、脳内出血による死亡率は減少していません。中国人では脳出血による脳卒中が全脳卒中の約33%を占めていますが、白人ではこの割合は12%です。3 脳卒中発症後1ヶ月の死亡率は約40%です。1,3,4生き残った患者は、精神的、肉体的な病気に長く生きなければならないことがよくあります。2,3生き残った患者は長期にわたる精神的および肉体的障害を抱えて生活しなければなりません。
 
以前の研究によると、NMNが注射されると、脳卒中によるマウスの死亡率を大幅に低下させ、脳卒中後の機能回復も促進できます。本研究はコラゲナーゼ誘導した脳出血マウスモデルを介して脳出血のマウスモデルにおけるNMNの役割研究しようとします。研究者らは、脳卒中後マウスの体重回復、神経機能、細胞のストレスを測定し、NMNの効果を究明します。

図1:Shu et al. (2020)により

 
この研究は、脳出血後NMNの投与によってマウスの神経機能が改善させたことが回時しています。脳内出血の24時間後にNMNを投与したマウスは、投与しなかったマウスよりもよく歩きます。その歩行能力は神経機能が回復したことを示します。

図2:Shu et al. (2020)により

 
研究者らは、NMNが脳出血後マウスの体重回復に長期的に有利であることを発見しました。上図の赤い線は、脳出血後7日以上にわたってNMNを摂取させたマウスの体重を、総体重に対する割合で表しています。黒い線は、脳出血後7日以内にNMNを与えられていないマウスの体重の割合を表します。7日間にわたって、NMNを投与されたマウスはNMNを与えられていないマウスよりその割合が高くなっています。

図2:Shu et al. (2020)により

 
NMNの投与によって細胞を回復させ、脳出血、脳卒中後のストレスを低下させることができるという結果が明らかに開示されています。研究者らは活性酸素を多く含むNOX−1でニューロンを染色しました。活性酸素は細胞のストレスを示します。上図に示すように、細胞のストレスは脳内出血後に増加しますが、NMNの投与によってマ細胞のストレス状態を改善できます。
 
研究者らは脳出血後に神経細胞死が増加するという更なる結果を得ました。またNMNの投与に伴い、脳内出血後マウスのニューロンの細胞死は減少しました。研究チームは細胞死を測定するためにTUNEL染色という染色剤を使用しました。科学者らは、脳卒中後に脳と脳の最外層の間の血液プール領域でTUNEL染色の濃度が高いことが観察されました。
 
過去20年間の医学的進歩が脳出血による死亡率の低下につながらなかったため、この研究は役に立つ結果を開示されています。これは、脳出血による脳卒中を治療するため、研究者が新しい戦略を開発する必要があることを表明しています。この研究は、脳出血後のマウスにおけるNMNの積極的作用を発見しました; NMNは脳内出血によるマウス組織損傷を改善することができます。
 
出典
情報源:
Liang Shu, Xiaolei Shen, Yaxue Zhao, Xinwei He, Jiawen Yin, Jingjing Su, Qiang Li, Jianren Liu.  Mechanisms of transformation of nicotinamide mononucleotides to cerebral infarction hemorrhage based on MCAO model.  Saudi J Biol Sci, 2020; DOI: 10.1016/j.sjbs.2019.12.023.
 
参照論文:

  1. Priya Jhelum, Bhanu Chandra Karisetty, Arvind Kumar, Sumana Chakravarty.  Implications of epigenetic mechanisms and their targets in cerebral ischemia models.  Curr Neuropharmacol, 2017;  DOI: 10.2174/1570159X14666161213143907.
  2. Wenjun Li, Shaohua Yang.  Targeting oxidative stress for the treatment of ischemic stroke: Upstream and downstream therapeutic strategies.  Brain Circ, 2016; DOI: 10.4103/2394-8108.195279.
  3. Liang Shu, Xiaolei Shen, Yaxue Zhao, Xinwei He, Jiawen Yin, Jingjing Su, Qiang Li, Jianren Liu.  Mechanisms of transformation of nicotinamide mononucleotides to cerebral infarction hemorrhage based on MCAO model.  Saudi J Biol Sci, 2020; DOI: 10.1016/j.sjbs.2019.12.023.
  4. Chih-Hao Yang, Ting-Lin Yen, Chia-Yuan Hsu, Philip-Aloysius Thomas, Joen-Rong Sheu, Thanasekaran Jayakumar.  Multi-targeting andrographolide, a novel NF-KB inhibitor, as a potential therapeutic agent for stroke.  Int J Mol Sci, 2017; DOI: 10.3390/ijms18081638.